出し映画缶 懐かしの1960年代 映画の玉手箱〜


magazine 映画芸術


映画芸術1969年12月号
 No268





映画芸術の1969年12月号に全面特集で60年代を総括した、「全面特集1960〜1969外国映画 この10年の映画思想史 −われわれにとって外国映画とは何か」を掲載しているので、目次だけでも紹介しよう。

まずは表紙のコピーから

占領政策もあってハリウッド映画を吸収し、他方ネオリアリズムの影響もはなはだしかった日本映画作家は1960年以降、ヌーベルバーグとポリシュリアリズムの強烈な洗礼をうけなければならなかった。この特集は画期的な60年の衝突以降アントニオーニ、リーン、ベルイマン、ロブグリエ、ウェルズ、ブニェル、レネ、ダッシン、ロージィ、ルルーシュ、ゴダール、ペン、フランケンハイマーあるいは007、史上最大の作戦、デシーカ喜劇、ボロニーニ、レスター、リチャードソンら外国映画の華々しい上陸と映画思想の魅力をどう受け入れ、反撥してきたのかの生々しい歴史であり鳥瞰図でもある。

このサイトのメインの1960年代と一致します。興味のある方は、是非購入してお読みになってください。







全面特集

 ’60〜’69 
外国映画

 この10年の
映画思想史
1960    ゴダール<勝手にしやがれ>とベルイマン<沈黙>の肉体 新藤兼人
ヌーヴェルヴァーグに影響された監督批評家たち 根津じゅん
自己嫌悪の眼がみたクレマンとフェリーニの差 山田宏一
灰とダイヤモンドを盗め ワイダとカワレロウイッチ 曾根義忠
1961  ふたりの巨匠の強姦場面<若者のすべて><ふたりの女> 飯島耕一
アントニオーニ革命と日本の二つの批評 野田真吉
1962   野いちごの幸福さとウエストサイド物語の嫌悪 真鍋理一郎
スキャンダラス ヤコペッティとわれら亜流たち 大和屋竺
記憶はさらに遠い 老いたJ・フオードからモンローの死まで 金井恵美子
1963  デビット・リーン芸術<アラビアのロレンス>と挑戦者<史上最大の作戦> 加藤郁乎
ボロニーニの成熟とオーソン・ウェルズの恐怖 西村潔
1964    終わりなき世に旅立つふたり ベルイマンとヴァデム 種村季弘
007の制圧とデ・シーカの大いなる笑い 須川栄三
アンチロマン映画と女優<去年マリエンバートで>と<不滅の女> 清水徹
”第八高地突撃隊”と”土曜の夜と日曜の朝” 斉藤竜鳳
1965 J・フォードを継ぐ新人現る マクラグレン・ペキンパ・ジュイソン 深沢哲也
1966   エンリコの幼児性とルルーシュの嫌らしさ 白坂依志夫
老いてますます? プレミンジャーとヒューストン 押川義行
ブニュエルはどんなショックを与えたか 佐々木基一
1967  ハリウッド逃亡者の栄光 ジョセフ・ロージィとジュールス・ダッシン 石堂淑朗
君はゴダール派かアントニオーニ派かレネ派か 今野勉
1968 ”俺たちに明日はない”と騒乱のアメリカ 田向正健
1969  ゴダールとトリュフォーの大喧嘩 五月革命の一成果 山田宏一
吹きまくったパゾリーニ旋風と作家の転向 米川良夫